tenji
すっかり秋らしい気温となりましたね。新発田市では台風の影響もなく、ブルワリーも特段被害はありませんでした。被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を、祈念致しております。
『2周年祭に』ついて
2020年11月にオープンして、間もなくお陰様で2周年を迎えようとしています。ここまで、なんとか続けてこれた事は、皆様のお陰だと感じております。この場をお借りして感謝申し上げますm(_ _)m
オープンから振り返ると、様々なことがあった2年間でした。思いの外、雑務に追われ醸造が予定通り進まなかったり、醸造機械のトラブル、人間関係、醸造スキルなどなど。
何とか走り続けてこれた2年間。
免許取得オープンまでの道のり
オープン前に、醸造設備が設置され、タンク毎に何リッター入るのか計測します。醸造設備は海外製の物がほとんどなので、海を渡って納品されます。日本製品に慣れ親しんでいる私たちは、新品なのにこんなにも汚れているのかと、愕然とした記憶があります。見た目は綺麗なのですが、肝心のタンクの中が、、、。毎日深夜まで、薬品でタンク洗浄をしていた日々が懐かしい笑
計測、洗浄が一通り終わると、税務署と日程調整し立ち会い検査を受けます。（その何ヶ月も前から書類は申請してます）そして、問題がなければ晴れて製造免許がおります。
ここからが本当のスタートライン。
スタートしてから
まずビールは醸造して完成するまで1ヶ月（ビアスタイルにもよりますが）は必要です。その前に、原材料の調達。（酵母、麦芽、ホップ、副原料等）
今まで習ってきた醸造技術を駆使して初仕込みにトライ。設備の使い方に慣れていないので、思った通りには進まず。予定よりも3時間くらい長引いて仕込み終了。ワクワクしながら1ヶ月間待ち、ドキドキしながら味わいを確かめてみる。初めて仕込んだのはI P A、2年間で150回は仕込んできました。今だから言えますが、ダントツで失敗したのは、初仕込みのI P A。初めて飲みにきてくれたお客様この場をお借りして謝罪申し上げますm(_ _)m
言い訳としますと、オープン日も決まっていたため、もうそのI P Aをリリースするしか選択肢はありませんでした。そこから猛省し、I P Aについては何回も一からレシピを組み立て直し、色々な原料を試したり、ホップの入れるタイミングなど試行錯誤を繰り返しました。
その経験があるおかげで、2022ジャパングレートビアカップにてI P A銀賞を受賞しました！今までのビアカップ受賞で何よりも嬉しい受賞でした。
過去の振り返りを書き始めたら、様々なことを思い返してきまして、今回お知らせしたい2周年祭についてが書けなくなってしまうので、2年間振り返りの続きは次回書きます。
2周年祭について
コロナ禍ではございますが、10月8日、月岡ブルワリーにて10:00〜17:00開催決定しました！
イベントとしては
- 2時間飲み放題2,500円
- 参加無料じゃんけん大会（私に勝ったら限定ビールプレゼント）
- 2周年祭限定ビール販売（予定では飲み放題でも飲めます）
- 輪投げ大会（参加条件は未確定のため当日をお楽しみに！）
- 当たりくじ付き瓶ビールセット
などをご用意してます。当日は、ブルワリー駐車場を開放し、ビアガーデンにする予定です。当日限定の飲食メニューもご用意してますので、皆さん心よりお待ちしております。
2周年祭の限定ビールはこちら
日本最北端の日本無花果（イチジク）の産地、新発田市五十公野地域でとれた珍しいイチジクを使用しました。そこにザクロ果汁を加え、イチジクのほのりした甘さを残しました。
ザクロ果汁を使用したら、麦汁が白くなった事は驚きでした。まだまだ醸造勉強中ですが、白いイチジクザクロビールをお楽しみください。（狙っていた通りです笑）